生存戦略としてのP2P
管理権限の自己剥奪:打ち上げ後に鍵を捨てる
順列都市のエデンの園のように。打ち上げた後は、運営側の権限も自ら失効させる。その設計と、残る責任。
構想
最終的に、ホスティングを全てIPFSの軌道に載せ、運営の側も、編集できないようにする。作った者が、自分の作ったものに対して、権限を持たない状態にする。
段階(案)
| 段階 | 権限 | 条件(ゲート) |
|---|---|---|
| S0 準備 | 核の2-of-3(相互管理者権限と2-of-3) | 公理・規則・境界条項の確定 |
| S1 打ち上げ | 2-of-3+期限つきの緊急権 | 全頁のCID公開、複製ノードの分散を確認 |
| S2 縮退 | 緊急権のみ(72時間の自動失効) | 重大な欠陥が出ない期間(例:90日) |
| S3 剥奪 | なし | 鍵の破棄を公開の儀式で実施。署名つきの宣言 |
設計上の論点
- 不可逆性:鍵を捨てれば、バグも直せなくなる。最後の修正の窓(S2)を設ける。
- フォークの保証:修正が要るときは、誰でもフォークして続けられる(フォークする権利:離脱の自由)。
- 命名とドメイン:DNSは、書き換え可能。固定するには、IPNSやCIDで公開する。
- 権限の剥奪の証明:鍵が実際に破棄されたことを、第三者が検証できる形にする。
剥奪できないもの(法的な責任)
鍵を捨てても、法的な責任は消えません。打ち上げの時点で、運営者が公開した内容について、運営者は責任を問われうる。違法な内容(私人の情報、名誉毀損、著作権侵害)に対する、削除請求に応じる主体がいなくなる設計は、被害者の救済を断つ。
対応:打ち上げ前に、危険な内容を、入れない。入れた後に直せない前提で、事前に審査する(ミラー運用の点検:リスクと改善案)。
対応:打ち上げ前に、危険な内容を、入れない。入れた後に直せない前提で、事前に審査する(ミラー運用の点検:リスクと改善案)。
エデンの園の比喩
『順列都市』のエデンの園は、作った者が管理を手放し、自走する世界でした。ただし、小説では、その世界も、外部との接続の問題を抱えます(順列都市:パターンは基板を選ばない)。自走は、完成ではなく、責任の移転です。
関連項目
Wikipedia ミラーで読む(wikipedia-is-dead.com)
実装側:マニフェスト ↗ / ネットワーク ↗ / 削除記事の救出 ↗ / 参加する ↗ 思想とURLの対応表